時間単価は「請求できる時間」で割り算して決めます。会社員時代の時給感覚で決めると、営業・経理・学習にかかる時間が無報酬になり、年収は想定の6〜7割に落ちます。
計算式
時間単価 =(目標年収 + 年間経費 + 社会保険料・税金の概算)÷ 年間の請求可能時間
- 目標年収: 手取りで欲しい額ではなく、会社員でいう「額面」に相当する額
- 年間経費: 機材・ソフト・通信費・家賃按分・交通費など(年 30〜80万円が目安)
- 社会保険料・税金: 国民健康保険・国民年金・所得税・住民税の合計。所得の 25〜35% を見込む
- 請求可能時間: 稼働日 220日 × 1日 5時間 = 約 1,100時間(営業・事務・学習を除いた実働)
計算例
目標年収 600万円、経費 60万円、税・保険 180万円の場合、必要売上は 840万円。請求可能時間 1,100時間で割ると、時間単価は約 7,600円です。「時給 3,000円で受けると年収 600万円に届かない」ことが数字で分かります。
職種別の目安(2026年時点の相場感)
| 職種 | 時間単価の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| Web ライター | 2,000〜6,000円 | 文字単価換算が多い。専門領域で上がる |
| Web デザイナー | 3,000〜8,000円 | UI/UX や LP 改善の実績で上がる |
| エンジニア(Web / アプリ) | 4,000〜12,000円 | 上流工程・技術選定ができると高い |
| 動画編集 | 2,500〜7,000円 | 企画・撮影まで含めると上がる |
| コンサル・マーケ | 5,000〜20,000円 | 成果報酬を組み合わせることも |
見積もりへの落とし込み方
- 作業を工程に分解し、工程ごとの時間を見積もる(バッファ 20% を上乗せ)
- 時間 × 時間単価で工程ごとの金額を出す
- 見積書には「時間」ではなく「工程と金額」を記載する(時間を見せると値切られやすい)
- 修正回数と追加料金の条件を明記する
受けた案件の「実際にかかった時間」を記録しておくと、次の見積もり精度が上がります。案件ごとの時間単価の実績を可視化することが、単価アップの最短ルートです。

案件ごとの「実績時給」を日々の記録から出す(Excel)
開始・終了・休憩を入れるだけで作業時間を計算し、案件別の合計時間・受注額・実績時給と月別の稼働を自動集計。目標時給を下回る案件は赤表示。
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